治療の流れ

使う鍼

先ずは治療に使う鍼についてお話しましょう。
「刺さない鍼」が中心ではありますが極細い鍼をほんの少しだけ刺す場合もあります、それらも含めて説明します。

鍼の種類
鍼と一言で言ってもさまざまな鍼がありますが、ここでは私が主に使用しているものを紹介します。
  まず、材質・・・通常使う鍼 ( 毫鍼 / 皮膚に接触させる細い鍼、浅く体に刺す鍼 )は銀とステンレスを使います。ステンレスはディスポ鍼、いわゆる使い捨てタイプ。衛生上銀の鍼も一度使用したら処分しています。        

 銀鍼は1番の1寸、ディスポのステンレスは01番の1寸を中心に使用します。
時にはもっと太い鍼を使う事もありますが、中心はこれらの極細い鍼です。
電気鍼をする治療鍼などは鍼が折れる心配から3番以上を使うのが殆どのようです。私は電気器具は一切使わないので細い鍼を好んで使います。
 何でそんなに細い鍼を使うのか?  その理由は後で、、、。
その他、てい鍼 ( 銅・銀製の先の丸い刺さない鍼 )、円鍼 ( 先がボールのようになって皮膚をこする鍼 )、小児鍼 ( 子供用の刺さない鍼 )なども使います。

鍼の長さと太さ
【長さ】 1寸 = 30mm 1寸三分 = 40mm
【太さ】 01番 = 0.14mm 1番 = 0.16mm 2番 = 0.18mm
     何れにせよ極〃細いものを使用します

灸について
灸にも知熱灸、透熱灸などの直接灸や隔物灸などがありますが、当院では知熱灸と台座灸を主に使用します。

治療の手順

 先ずは仰向けでベッドに寝て頂き診察を始めます。
その時の患者さんの格好は、上半身はシャツ1枚 ( 男性はシャツも脱いで頂ける方は脱いで頂きます)、靴下・腕時計、ネックレスなど身に付けているものは出来るだけ取って頂きます。
 問診をしながら (よく来られる患者さんは、雑談になりますが、、、) 望診や脉診、触診などを同時に行います。
 しばし身体を診て診断を下すと、即治療に入ります。( 鍼治療は「診断即治療」が特徴)
 仰向けで一通り治療が終わると、今度はうつ伏せになって頂いて背部の診察と治療に入ります。
 一人の治療時間は人により違いはありますが、一般的には20分から30分程度です。
簡単な説明ですいません、細かく説明してもいいのですが専門的な用語が飛び出してかえって判りにくくなりますのでやめます。

もっと知りたい方は是非一度治療に来て下さい。
百聞は一見にしかず・・・ご自分の体で体験される事が大切です。

ご質問があればメールで質問して頂ければできる限りお答えします。

患者さんからよく質問をされる事柄は「よくある質問」のページをご覧ください。