六十肩

鍼灸のこと

新年になりすでに半月が経とうとしています。
いやなんだか今年は寒い気がする
昨年は私還暦で「本厄」でした、今年は後厄です

 昨年暮のとある朝、目覚めるとやけに痛い、どこかといえば右の方の先っちょ
いやいやただ事ではない、めちゃくちゃ痛いではないか
うずく、右腕が動かせない、腕をだらんと下げると腕の重みで肩が悲鳴を上げる
着替えも一人で出来ないので助けてもらうが、激痛で大騒ぎ
「六十肩」である  五十肩とは言うけれどまさか、、
すぐさま自分で鍼をして妻にお灸をすえてもらったが、、、痛い、何をしても痛い!
患者さんの五十肩はよく診るけれど、こんなにも痛いものかと驚いた
毎日自前の治療で4日目には痛みもほぼ無くなり腕も動かせるようになった
喜んでいたのだが、、

 5日目の朝、目覚めるとこれまた痛い、今度は左手の親指の付け根
見ると赤く腫れてズキズキする、六十肩に匹敵するほどに痛い!
一ミリも動かせない、爪楊枝一本持てない
まいった、六十肩の痛みで厄が落ちたと思ったのに
今度は後厄の激痛が襲ってきた
またまたお灸の出番である、、3日めには痛みも取れて動かせるようなり
何とか新年初めの診療に間に合ったとさ

これほどに痛い経験をしたのは初めてでした
改めて患者さんの苦痛が身を持って感じられた事は不幸中の幸いです

今年も一年みなさんにとって良い年になりますように